気分や大学生のぶろぐ

もう23なの

あいつはメンヘラしか愛せない

メンヘラ星人を察知して、自分しかそれを救えないとかほざいて、あげく振り回される自分にさえ酔っている

 

もうずっとメンヘラと付き合っている。

別れても別れても、また違うメンヘラと付き合う。

 

 

そのひもたしかハブでみんなで飲んでいた。

四人分のドリンクをオーダーしに、バーカウンターに二人で行ったんだった。

ロンリコ飲もうというあいつと私で、うるさい人をかき分けて注文しに行ったんだった。

 

最近つきあいはじめたメンヘラのことを、話してたんだっけ。

俺がメンヘラを作り出しちゃうのかななんて、へらへら笑ってた。

 

自覚あるんだね

 

言うつもりもなかった言葉が口をつく

驚いた顔なんてしなくていいのに、びっくりしたようにこっちをみる

慌ててバーカウンターに目を移す

 

じゃあおれどうしたらまともなやつとつきあえるんだろう

いつになったらほんとにすきっておもえるんだろう

 

そういった彼が悲しくて悲しくて、でもだからといって何もすることができなくて、彼を見た。

同じようにバーカウンターを見ていたことを知って、ああこの人は、私に言ったんじゃなくて、自分自身に言ったんだと知る。同じ方を向いていたようで、そうではなかったことを知る。

 

でもだからといって何もすることができなくて、私を見ない彼を見ていた。

 

あいつはメンヘラしか愛せない。