気分や大学生のぶろぐ

もう23なの

特別と特別じゃないの違い

兄が婚約した。

人生をともに歩む一人のパートナーを決めて、それを周りにもきちんと伝えて、そして実際に二人で生きていく。

またとないことで、かんたんにできることではなくて、それまでの人生すべてがぎゅっとその決断に詰まっている。特別。すごくすごく、特別。

そんな特別なことを、私と同じ人から生まれてきた6歳上の女の人も、4歳上の男の人も、するするっと、やっている。お昼ごはんはカレーだったから、夜ご飯はカレー以外のものにしましょう、という発想くらい、当たり前のように。決まっていたことのように。

ちょっと違うか。

特別なことと特別じゃないことなんて、私次第でどうにでもなる。

どうにでもなる、は嘘かもしれない。

こうしたい、と思っていたってそれまでに持っていた価値観や偏見や文化とやらが私の身体の中に根強く残っている。

高校生のころ、部活の前にパンを食べてた。部活が終わったら、ファミチキを食べてた。毎回毎回食べるから、あれはもう汗とバレーと体育館の味になっていた。あれらを、わたしはもう特別って思ってる。はずなのに、どうしてだろう。たしかに特別で、今では出来得ないことなはずだけど、特別、なのかな。本当に。

姉や兄がするすると結婚していったように、特別なものなんて、幻想なのかもしれない。

私が何かを大切で、何かを大切じゃないなんて、幻想なのかもしれない。

彼が何かを成し遂げたとか、彼女は才能があるとか、私が不満を持つなにかなんてものもほんとうは、ただそうなりたくて、そうなっちゃってて、そうならざるをえなくて、そうなるように誰かに言われただけで。

特別だとか特別じゃないとか、

 

 

と書いたところで書けなくなりました。何を書けばよかったんだろう