ただの惹力が無力とわかったのに、それでも愛すっていうのは、離れていっても運命じゃない?
ブログはじめちゃった。
ブログってオワコンなのかな?死語なのかな?とか思ったけど
内容次第で
私は結構好きだから始めたい!
と思ったのは「溺れるナイフ」がきっかけなんです。
2015年に小松菜奈、菅田将暉主演で映画化された少女コミック。
らしい。笑
ネタバレあるから気をつけてね?
私は予告だけ見てミーハー心から見ただけだったんだけど、
ほんっとに人生の映画ベスト5に入る。邦画では間違いなく入る。20歳時点でね。笑
理由を論文みたいに順序立てて書くつもりはないんだけど!私が一番グラッときたのは 儚さ
だよね!!!!
切なさかな!!
なんだろう!
クゥゥッて胸をえぐるキュッとした痛みがあるのに、その痛みがあるから愛を感じられるみたいな!!
なに言ってんの?って思うよね?笑
多分数年後の私も同じツッコミするんだろうな。。。
私、ドラマチックとか運命論とか結構好きで、
コウちゃん(菅田将暉)と夏芽(小松菜奈)には運命があったって思うのね
そりゃ漫画の世界だからもちろん運命だらけなんだけど。
このお話(映画)では、2人は最終的に別々の道を行くことになるから、「あぁなんだ、結ばれる運命じゃないんだ」って思った人もたくさんいると思うんだよね。それが子供じゃないってことだよねとか、夢みるおとぎ話じゃないってことを言いたいんだって解釈する人もいると思う。
私は逆だと思う。
結ばれているかどうかとか、運命かどうかっていうのは、関わる人が信じることで決定するんだって思う。
コウちゃんと夏芽は、はじめはそりゃただお互いの常人離れした魅力に惹かれてただけだった。
けど、周りの常人と同じように不器用で一途な恋をしたり、事件を防ぐことができなかった無力さを感じたりすることで、それは運命ではなくただの思い込みで、幻想で、淡い期待で、理想にしか過ぎなかったってわかる。
その事実と向き合ったり、開き直ったりすることで、計り知れず実態の見えなかった魅力よりももっと惹かれる存在であることに、お互いが気づいて、認めることができた。
、、、違うかなぁ、考えすぎかなぁ。、
だから夏芽は女優の道を進んでいき、コウちゃんは万物の神様を慈しむ存在として、別々の将来(人生ってこと)を歩くけど、もちろん離れて暮らすけど、お互いの存在をたまらなく愛おしく思っている。
それって、紛れもなく儚い運命じゃない?
ふぅ。
読み疲れた?
私も書き疲れた
けどもっと書きたいからもうちょい読んでください。
でね!!
儚さと同じくらい?というか第二の儚さ?と言ってもいいくらいの儚さを説明したいんだけど
それは!
お互いがそれぞれの夢(というか役割。自分自身の持つ惹力を存分に生かす道)に向かえば向かうほど、お互いに惹かれていく感じ!
つまりね
はじめ、夏芽がコウちゃんに惹かれたのは、コウちゃんが神さんを全うしていたから。で、
コウちゃんが夏芽に惹かれていたのは、夏芽がカリスマ性を存分に活かしていたから。
はじめに海で溺れて、コウちゃんが夏芽の喉掴んだことで、芸能界やめようとしてた(=持つ魅力を手放そうとしてた)夏芽をしかるべき道に戻したよね。
二回目に海に溺れて、夏芽がコウちゃんの喉をつかんだときは、不良になって神さんを全うしなかったコウちゃんのことをしかるべき道に戻したよね。
あの海で溺れるってことは、2人のしかるべき道のために、様々襲いかかる困難とか壁とかを乗り越えるってことなんじゃないかな。
だから事件のナイフも、それも。
だからお互いが夢に向かって生きていることでお互いのことを認められて、そうなればなるほど距離的にも離れてしまうけれど、それが恋を超えた愛になるんだって。。。
20歳の私は思ったよ。。
子供かよ私
子供だわ。
まだまだ語れないんだけどさ。
赤い大友と青いコウちゃんとかさ
天性の夏芽と努力したカナとかさ
なんでもないように見せるポップな挿入歌やお世辞にも綺麗とは言えない風景とか
現実離れしてるとかリアリティがなさすぎとか
あまりにも重すぎるとか悲惨すぎるとか
そういう見方する人もいるかもしれないけど、
私はめちゃくちゃリアルだと思うよ。このお話!
深読みせず、
ただ淡かったり
耳につく音楽だったり
綺麗な言葉だったり
ひきこまれる俳優女優さんだったり
そーゆーのも好きだよ。
あといってしまえば
みんなが謎に思ったり笑っちゃったりしてる
うみーーーーーーーーーー
やまーーーーーーーーーー
のとこさ、
漫画では、事件で聞こえなくなった夏芽に対して意地悪で気を使ったりする周りのみんなとは違って
もう気になんないくらい叫べって、コウちゃんがはじめたことなんだね?
それ自体に意味を見出したかったけど、そこは何も考えずコウちゃんかっこよ、って感じ。
淡くて現実離れしてて地に足がつかないって見える作品を考えるのが好き。まだドラマチックが人生にあるって考えるから。
#超主観
#映画
2017.1.17